長男と長女と ~まずは長男の2022中学受験~

子育てと長男の中学受験(2022年)を中心にした雑記です。

読み聞かせ

長男が乳幼児のころは休みの日に絵本などを読んであげていましたが、小学生になったころから、父が長男に読み聞かせをすることはほとんどなくなりました。

読み聞かせには脳科学からみても効果があるようですが、実利だけでなく、それ以上に、父の子どもの時の記憶で、母(長男長女の祖母)に毎夜読み聞かせをしてもらえるのを楽しみにしていたことが強く残っていることから、高学年になった長男にも読み聞かせをしたいと思っていました。でも、父の帰宅が遅く、疲れているのを言い訳に、ずっと父が読み聞かせをさぼっていました。

あるとき、石原千秋さんの「秘伝 中学入試国語読解法」(新潮選書)に、「音読には黙読とは違った声の力がある。声は人と人とをつなぐ架け橋になる。」、「僕は「声」を信じていたのだ。」と書かれているのをみて、読み聞かせの復活を決心しました。復活なんてそんなたいそうなことではないかもしれませんが、当時、父の心の中では決心という言葉があてはまる状態だったのです。とはいえ、決心してから読み聞かせ復活まで半年以上を要したのですが。

 

効果のほどは全く分かりませんが、長男との貴重な時間を共有できているだけで父は満足しています。中学生になれば、自分と友達の世界になり、成人するまでは、親の存在はないようなものでしょうから。

本選びの基準は、中学受験を意識したものではなく、今のところ、児童書(対象年齢は気にしない)中心です。

2020年3月以降に読んだのは、「窓ぎわのトットちゃん」、「チョコレート戦争」、「大どろぼうホッツェンプロッツ」、「宇宙の声」などです。今は、「怪人二十面相」を読んでいます。

 

 

窓ぎわのトットちゃんは、読んだことがなかったのですが(もちろん知っていましたが、読もうと思ったことがなかったというのが正直なところです)、読んでよかったと思います。読後の感想としては、子どももそうですが、子ども以上に、子を持つ親に読んでもらいたいと思いました。

今はどうしても長男中心となってしまいますが、長男の中学受験終了後は、長女にも読んであげたいと思います。